第14回畑田塾

主催:畑田家住宅活用保存会
後援:羽曳野市・羽曳野市教育委員会
協賛:大阪大学総合学術博物館

羽曳野市郡戸にある畑田家住宅は江戸時代から村の大切な役割を果たしてきました。今でも明治時代の建物の様子がよく残り、国の大切で残さなければならない建物(登録文化財)として登録されています。この古くて広い部屋や庭を使って、勉強やスポーツ・芸術などいろいろな先生による実験や実技を見ながらその楽しさを紹介する塾を開いています。未来を担う子供たちが、世界の人々の幸せに貢献できる市民に育ってくれることを願ってのことです。

先生方といろいろと話し合いをしながら将来の進路を見つけるきっかけになればと思います。未来の世界を支える皆さん方の積極的な参加をお待ちしています。保護者の方も一緒にお越し頂ければ幸いです。

 月日:平成23年5月15日(日)
 時間:午前10時30分から午後4時まで(
当初の予定を1時間延長しました
 場所:国の登録文化財 畑田家住宅(羽曳野市郡戸470、電話 072−955−4101)


お能ってなあに?
    能楽師・観世流 シテ方 山本博通

皆さん、能楽を知っていますか?能楽は、ユネスコの世界遺産にも登録されている日本が世界に誇る伝統芸能です。今から650年前に観阿弥、世阿弥によって確立されました。素晴らしい芸能でありながら、今の社会の流れについていけないのが、現実です。能は難しい、敷居がたかい、動きが少なくて眠たくなってしまう。さまざまな理由で、能を見ていただく機会が少なくなっているのが、現状です。しかし、一度能をみていただければ、何かを感じて頂けると思うのです。私たち能楽協会でも、子どもたちの体験授業などを行っています。畑田塾当日は、能面を持参し、能楽での、声の出し方、型、足の運びなどをお話し、また、体験していただくことで、少しでも能に触れて頂き身近に感じて頂ければと思っております。


子供の遊びを考える
 畑田家住宅活用保存会 畑田勇 畑田耕一 矢野富美子 吉山輝 蒲池幹治 大西麻容

昔は子供がデパートで買ってきた玩具で遊ぶようなことはあまりしませんでした。庭の片隅でお手玉(おじゃみ)や面子(べった)をしたり、糸取り(あやとり)で面白い形づくりを楽しんだり、エンドウ豆と爪楊枝で苦労して弥次郎兵衛を作ったり、自分で作った紙飛行機の飛行距離を競ったり、いろいろな工夫をして遊んでいました。家にピアノが無くても、ガラスのコップを沢山集めて、音楽を演奏することもできました。子供たちは、日々の遊びを通して、手先の器用さや運動神経をきたえ、生きるための根源の力である考える力、想像力を養い、芸術的な能力を身につけていったのです。望遠鏡、顕微鏡、ラジオ、模型鉄道なども安い部品を買ってきて、自分で作りました。それらの性能は高価な既製品に劣るとしても、自分で苦労してつくることで子供が得た科学する力、デザイン力は大きかったと思います。

この畑田塾では、今の子供たちが日ごろの遊びや学校の授業を通して生きる力を養っていくには、どうするのが良いのかを、子供と大人が一緒になって、実際に遊びながら、考えてみたいと思います。多数のご参加をお待ちしております。


対 象 :小学5・6年生から中学・高校生まで(出来れば保護者も一緒にご参加ください)
 (保護者同伴の場合は、その旨お書き添え下さい。)

 
参 加 費 : 無料です。ただし、昼食と飲み物はお持ち下さい。 

申し込み:参加ご希望の場合は、往復はがきに「第13回畑田塾申し込み」・住所・氏名・学校名・学年・年齢・電話番号・返信用宛名 を書いて
 〒583−8585 (住所記入不要)羽曳野市教育委員会 社会教育課までお申込み下さい。また、この ホームページからも申し込みができます。ここをクリックしてください。

申込締切:2011年5月10日(必着)締切日を遅らせました

お問い合わせは畑田家住宅活用保存会 рO72-762-7495


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