住まいのフォーラム
「木造住宅これまでとこれから」 建築家 石井智子
歴史のある住宅の数はとても少なくなり、現在も少しずつ壊され、減り続けています。私の事務所のある奈良桜井のこの近辺は昔の住宅が40%とかなり多い所ですが、空き家になって傷んでいくままに放置されている家が何軒もあり、いつ潰されるか予断を許さない状況です。
日本には伝統的な住宅の作り方があり、それらは地域によって少しずつ違い、それぞれ特徴を持っていましたが、基本的にはしっかりとした骨組みを木材で作り、板、土、茅、瓦などで仕上げていくものでした。そして、何代にもわたって修理や改修、増築をしながら使い続けられてきました。ところが、戦後に住宅をたくさん作る必要があったため、簡易な作り方の住宅が建てられるようになり、最近ではハウスメーカーの住宅が主流になっています。日本の古来の住宅に対する考え方は、古い建物が無くなっていくのと一緒に消えていくのでしょうか。
このフォーラムでは、江戸時代から戦前までに作られた昔の建て方の住宅と戦後に建てられた住宅にはどのような違いがあるのかを建物の作り方を中心にお話しし、これからはどのような住宅が望ましいかを皆様と一緒に語り合いたいと考えています。
日時 2018 年 5 月 20(日) 13時30分~16時30分
場所 国の登録有形文化財「畑田家住宅」(羽曳野市郡戸470、電話 072-955-4101)
定員:先着40名
参加:往復はがきに「文学フォーラム」、住所・氏名・年齢・参加人数を明記し、〒583-8585 (住所記入不要)羽曳野市教育委員会社会教育課へ ℡:0729-58-1111 このホームページからも申し込めます。ここをクリックして下さい。
申込締切: 2018 年 5 月 7日(月)
費 用: 無料
問合せ先 畑田家住宅活用保存会 ℡ 072-762-7495
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