作品の一部を写真でご紹介します。どうぞご覧下さい。なお、写真の複製は固くお断りします。                              畑田美智子


桜吹雪

桜花爛漫、桜のぼんぼりに明かりがともり桜の花は今を盛りと咲き誇り、明かりとともにほのかな香りが漂います。
海辺の思い出

幼き日の夏の思い出とともに海辺の美しい貝殻を拾い、星砂とともに宝袋に入れました。、
移り行く季節―夏から秋へ―

猛暑の陽光のもとに咲く向日葵の季節が過ぎると、少しずつ色づく銀杏の葉とともに黄金色に輝く山と湖は月の光に照らされ、晩秋に移り変わっていきます。
紅葉に映える落日

秋の日の赤く燃える大きな落日はえもいわれぬ美しい太陽の一つの姿です。銀杏やつたの葉がとめどもなくはらはら、ぱらぱらと散り舞い始めるさまは紅葉と銀杏のさながら美しい共演のようです。
実りの秋と冬の枯木立

実り豊かな秋の葡萄はいまや盛りとたわわに実をつけています。その裏側には冬の日の朝明けが山の一本の枯木立の背後から登りはじめ、次第に静に家々を照らしていきます。
まほろば

大和の国はまほろばと言われるように大和三山に囲まれた住みよい所だったのでしょう。海は見ることは出来ないけれど、なだらかな山々と穏やかな自然に囲まれ、日本人の心の原風景かもしれません。2010年は遷都1300年で賑わいましたが、またいずれは静かで穏やかなまほろばとなるでしょう。

朝顔のいたずら

暑い夏の日の思い出は、まず、早起きした朝、目に沁みる朝顔の花のすがすがしさです。その朝顔も、本当は真面目なのですが、いたずらが大好きです。天道虫の前に蔓を揺らせて、ちょっと驚かせたりするのです。

山岳麗し

八ガ岳、槍岳の河童橋付近の風景とも想像するのですが、山岳に雪が残り、その姿を川面に映すアルプスをイメージ出来るのですが、実際の風景ではなくあくまでもこれは、日本アルプスの梓川付近のイメージなのです。 

全山燃ゆ

秋の紅葉の真っ盛りの頃、山また山、全山燃えるばかりに、真っ赤に色を染めています。

メルヘンチック

干支の記念に牛を彫ることにしましたが、ともかく単に牛というのでなくこれからの夢を持たせる様愛すべき可愛い子牛を描き、野原で花の元にやってくる蝶と戯れています。その蝶を追っかけていくと、蝶はメルヘンの世界に飛び込んでしまいます。そしてあっという間に異次元の扇の中に入り込み今や藤の房に止まっています。

赤富士―瑞祥

赤く輝く太陽のもと富士山は真紅に染められています。特に日の出の赤富士はお目出度い風景として珍重されています。確かに様々な赤富士は朝日でも夕日でも絵になるのですが、やはり朝明けと共に赤く染まる太陽は神々しく荘厳そのものです。

吉野の夢

桜の名所吉野山に花見のため一泊した夜のことですが、その日は天候もよく絶好の桜日和だったのです。特に夜の散策の月は、満月の日に当たりそれは幻想的な幽玄の風情ある桜の下の月見でした。満開の桜を通して見える月はほのかな紅色の桜のレースを引き立てるようにバックから黄金色を輝かせています。これは桜と月に魅せられた絵師が染め上げた一服の絵のようでした。


武者小路千家によるお茶会が、畑田家で催されることになり、何かガラスの茶器を制作してはということになりました。薄茶用の棗は作ったことがありますが、お茶碗は初めての経験です。ともかく夏用の平茶碗をトライし、透明感のある水色と鮮やかな緑、渋い紫色と深い瑠璃色の四色のそれぞれ個性ある茶碗が出来上がりました


若鮎のたわむれ

滝から流れ落ちる水が温むとき、若鮎たちはそろそろたわむれ始めます

竜田川

生駒山の上に月出る頃、目に鮮やかな若葉が映えて、かえでは音も無く竜田川を流れていきます

紫陽花

そぼ降る雨の中に咲く紫陽花はいきいきと息づいて、仲良しのかたつむりとおしゃべりしています

蛍火

乱舞する蛍の光は、まるで大空に散らばる星屑のように輝いて飛びかっています

紫陽花模様菓子皿

紫陽花の花の色は青から赤紫へ変化するので7変化とも言われ長く楽しまれています。多面的に生きる一つの象徴と言えます


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