音楽フォーラム「和の静寂で聴くオペラのアリアとリストのラ・カンパネラ」

主催:畑田家住宅活用保存会
後援:関西二期会
協賛:大阪大学総合学術博物館

関西二期会ソプラノ 畑田弘美
ピアノ         吉山 輝

久しぶりのピアノと歌のコンサートです。畑田家住宅でのコンサートの特徴の一つに演奏者を間近で感じるという点があります。いつもエネルギッシュな演奏を披露する吉山輝さんが、今回はリストのラ・カンパネラでその妙技を見せてくださいます。「鐘の音」がどのように聞こえてくるのか、素早い手の動きから流れ出る美しいメロディーを目と耳でお楽しみ下さい。
そして、吉山さんの伴奏で歌うのは、畑田弘美さんです。人は、それぞれ個性ある声を持っています。声帯や骨格、体格の違いによって様々な響きの音色を出す楽器となります。今回は、その全身を最大限に使って、写実派プッチーニ作品のオペラアリアのプログラムです。登場人物の心情がリアルに音楽に表現されたアリアを、奏者の息づかいや表情をともに感じながらご鑑賞下さい。主な曲目はトスカより「歌に生き、恋に生き」、トゥーランドットより「氷のような姫君の心も」、蝶々夫人より「ある晴れた日に」です。


畑田弘美(ソプラノ)相愛大学音楽学部卒業、同研究科修了。「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・エルヴィラ役で関西二期会にデビュー。その後「コシ・ファン・トゥッテ」のドラベッラ、「春琴抄」のしげ女などで手堅い演唱で好演。1998年の「ナクソス島のアリアドネ」のアリアドネ役は絶賛を博した。2001年には西村朗作曲モノオペラ「絵師」(日本初演)を歌い好評を得た。2005年文化庁国際交流支援事業の一環として、韓国ソウル市立世宗文化会館にてワーグナーのオペラ「タンホイザー」のエリーザベト役で出演。2008年新国立劇場地域招聘公演で「ナクソス島のアリアドネ」のアリアドネ役で出演、歌唱の高さを知らしめた。また、ベートーヴェンの「第九」のソリストとしても活躍。相愛大学音楽学部および相愛高校音楽科講師、関西二期会および日本シューベルト協会会員

吉山輝(ピアノ)桐朋学園大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業。ピアノを中原尊子、鷹見恵理子、故森安芳樹の諸氏に師事。リサイタルをはじめ、室内楽奏者としても全国各地で演奏活動を行う。共演者はこれまで大阪フィル、関西フィル、日本フィルなどのコンサートマスターをはじめ、多数に及ぶ。NHK-FM「午後のリサイタル」、「名曲リサイタル」に出演。ソリストとして大阪フィルと共演。ヴァイオリンの木野雅之(日本フィルコンサートマスター)、チェロの長明康郎(東京シティーフィル首席奏者)と「なにわトリオ」を結成し、20年以上活動を続けている。エクストンよりブラームスのピアノ三重奏曲のCDをリリース。2006年に作成したCDが文化庁芸術祭参加作品に選ばれる。また、妻の理恵とともに各地の小学校や幼稚園を回り、子供のための連弾コンサートも行っている。


日時 2009年6月28日(日)14時00分〜16時00分
場所 国の登録有形文化財「畑田家住宅」(羽曳野市郡戸470、電話0729−55−4101)
定員 先着50名

参加 往復はがきに「音楽フォーラム」、住所・氏名・年齢・参加人数を明記し、〒583-8585 羽曳野市教育委員会社会教育課へ  :0729-58-1111  ホームページからも申し込めます。ここをクリックして下さい

申込締切 2009年6月12日

費用 1000円(会員半額)

問合せ先 畑田家住宅活用保存会 п@072-762-7495

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