第12回畑田塾

主催:畑田家住宅活用保存会

協賛:大阪大学総合学術博物館

羽曳野市郡戸にある畑田家住宅は江戸時代から村の大切な役割を果たしてきました。今でも明治時代の建物の様子がよく残り、国の大切で残さなければならない建物として登録されています。この古くて広い部屋や庭を使って、勉強やスポーツ・芸術などいろいろな先生による実験や実技を見ながらその楽しさを紹介する塾を開いています。未来を担う子供たちが、世界の人々の幸せに貢献できる市民に育ってくれることを願ってのことです。

先生方といろいろと話し合いをしながら将来の進路を見つけるきっかけになればと思います。未来の世界を支える皆さん方の積極的な参加をお待ちしています。保護者の方も一緒にお越し頂ければ幸いです。

 月日:平成22年3月21日(日)
 時間:午前10時30分から午後3時まで
 場所:国の登録文化財 畑田家住宅(羽曳野市郡戸470、電話 072−955−4101)


クモの糸の不思議

奈良県立医科大学教授 大崎茂芳

クモを眺めていると、クモの細い糸はどれぐらい強いのだろうか?芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のように、本当にヒトがぶら下がれるものなのだろうか?クモは細い糸(命綱)にぶら下がっているが、なぜ切れて落ちないのだろうか?また、4億年もの進化の歴史をクモはどのようにして生きのびてきたのであろうか? などいろいろな疑問が湧いてきます。もしかしたら、クモの糸には何か秘められたものが隠されているのかもしれません。まさに、クモの糸は秘密のベールに包まれているようにも思われます。そこで、疑問を解き明かすべくベールの中を覗いて見たところ、クモの命綱にはびっくりするような“しくみ”のあることが分かってきました。ここでは、それらの秘密の一端に触れてみたいと思います。


畑田家を探検してみよう!

大阪大学名誉教授・畑田家当主 畑田耕一

一級建築士 石井智子

古い木造住宅には昔の人が考えたことが詰まっています。昔の人が作った仕組みや道具など生活の工夫も一杯あります。これらを見たり、触ったり、あるいは、いろいろと考えるのは大変面白いことです。この講座では、まず、皆さんに畑田家の中を探検してもらいます。その後で、「どうしてこんなところに小さな部屋があるのだろう?」、「この道具はどうやって使ったのだろう?」というような、探検中にみなの頭に浮かんだ疑問・質問を先生と一緒に考えてみたいと思います。先生には、畑田家当主の畑田耕一と一級建築士の石井智子が当たります。このようなやり方で、物事を考えるのに大事な力は想像力です。想像力は科学・技術の根本の力でもあります。この塾に参加して、想像力を高め、いろいろな難問を解決する力を身につけ、世界に役立つ人に育ってくださることを期待しております。「畑田塾からノーベル賞」となれば嬉しいのですが。


対 象 :小学5・6年生から中学・高校生まで(出来れば保護者も一緒にご参加ください)
 (保護者同伴の場合は、その旨お書き添え下さい。)

 
参 加 費 : 無料です。ただし、昼食と飲み物はお持ち下さい。 

申し込み:参加ご希望の場合は、往復はがきに「第12回畑田塾申し込み」・住所・氏名・学校名・学年・年齢・電話番号・返信用宛名 を書いて
 〒583−8585 (住所記入不要)羽曳野市教育委員会 社会教育課までお申込み下さい。また、この ホームページからも申し込みができます。ここをクリックしてください。

申込締切は2010年3月11日(必着)

お問い合わせは畑田家住宅活用保存会 рO72-762-7495


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