(3)ゴムの面白さ―絶対零度の値を求めよう(2007.10.17)
 大阪大学名誉教授 畑田 耕一

 ゴムは、ポリエチレンなどのプラスチックと同様に大きな分子すなわち高分子から出来ています。しかし、ゴムひもを両手に持って引っ張ると大きく伸び、手を離すと元の長さに縮むという、ポリエチレンなどには無い特異な性質を持っています。ゴムのこの様な性質はどのようにして生まれるのかを、いろいろな実験の結果をまじえて分かり易く解説したつもりです。内容は、下記の2章8節から成っています。受験を控えた高校生の方も是非お読み下さい。考える力の養成に役立つと思います。ここをクリックしていただくとpdfファイルが開きます。

1 ゴムは高分子という大きな分子から出来ている
1.1 合成繊維やプラスチックは高分子という巨大な分子で出来ている
1.2 分子が大きくなると物質の性質はどう変わるか
1.3 ゴムも高分子―ゴムが伸び縮みするのは何故だろう?
1.4 ゴムの張力のもとは分子運動
1.5 ゴムの膨潤と高吸水性ポリマー
2 輪ゴムを使って絶対零度の値を求めよう
2.1 実験の概要
2.2 実験の内容
2.3 実験の原理


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