畑田塾に思う(2006.8.1)

八尾ニューモラル生涯学習クラブ 神野武男

畑田塾のことを知ったのは数年前、小さな新聞記事からである。確か塾生の募集記事であったように思う。この時から畑田塾のことが気になっていた。いつか機会があれば訪れたいとひそかに心に温めていた。実現したのは、今年3月26日音楽フォーラム「懐かしい日本の名曲とショパンの調べ」への参加からである。

受付のそばで、にこにこと履物入れのビニール袋を配ってくれていたお嬢さんがいたので声をかけた.

「ご苦労さん、ボランティアでやってくれてんの?」

「わたしここの家の者です」

「そう、家族親戚みんなで応援しているのやねー」

「そうです」

「がんばってねー」

「はい」

頷いてくれた彼女の顔を見ながらこちらに参加してよかったと心から思った。彼女だけでない。それぞれの係をしてくれている方々が温かいのだ。そんなスタートだから音楽フォーラムが心にしみたのは言うまでもない。

続けて5月28日、1部 「音と遊ぼう」、2部 「身近な出来事の中にある法則」に友人達8名で参加した。なぜか故郷に帰ったような気分だ。昼休み、畑田家の中庭でまるくなって手作り弁当を頂いていると、当主がすっと近づいて来て、おもむろにポケットから小さなオルゴールを取り出し、小さな小さな美しい音色を聴かせてくれた。日頃ポケットにオルゴールを忍ばせておくなんて、なんとリッチなのだろう。

帰り道、参加してくれた仲間に感想を求めたところ、次のような内容が述べられた。

@すがすがしい気持ちになった。

A子供たちの未来に期待を寄せて、丁寧に、真摯に子供たちと向き合い、自らの経験・体験を惜しみなく伝授されている姿に、ゆとりとはこういうことを言うのだろかと思った。

B「さりげなく」でありながら「凄いことをやっている」、この「さりげなく」が生涯学習の原点だと思う。

C一流の方のお話や演奏などに直接触れられるのが良い。

D畑田家の歴史ある家屋がベースになっているので、落ち着きの中で常に時間軸を意識できる。

E何か応援したくなる雰囲気がある。

Fみんなが素直な気持ちになっている。

G中心になっておられる方々に、品が感じられる。

11月19日の哲学フォーラム「哲学はおもしろい?」にも、仲間とともに是非とも参加したい。

トップページに戻る   文・随想のページへ